各話あらすじ
氷室蓮司
雷鳴轟く激しい雨の夜、沖縄にある黒龍幇のアジトのビル前で、田村と石沢を待つ翁長。一方、同じビルの裏口には氷室と台湾人通訳・李の姿があった。
アジトでは黒龍幇の大哥・郭らが薬物の取引の為、侠和会沖縄支部である琉球会の到着を待っていた。事前に取引の情報を掴んでいた氷室、田村を始めとする侠和会の面々。
田村ら三人はアジトに突入し、次々と流氓を倒し、応戦する流氓たちとの激しい銃撃戦の中を突き進んでいく。一方、氷室も裏口へ向かい、郭らの退路を断っていた。
侠和会と黒龍幇の銃撃戦の日から数日後、東京へと戻った氷室だったが、携帯に突然「I’m waiting for you. Come alone.(お前を待っている。一人で来い。)」というメッセージと、猿ぐつわを嵌められ椅子に縛り付けられた氷室の息子・悠太の写真が届く。動揺を石沢に悟れられぬよう元妻・涼子に電話をする氷室。悠太は高校の修学旅行で台湾にいると知った氷室は、石沢の制止を振り切り、一人台湾へ飛び立つのだった。
氷室は悠太を無事救い出し、日本へ戻ってくることができるのか―。